◆2001年(11月〜3月)「かなざわ演劇祭2001」として2000年の企画を踏襲し、開催。

国際的に活躍している2劇団の作品を上演しました。

11月=イヨネスコ劇場「ゴドーを待ちながら」「瀕死の王様」、3月=解体社「バイバイ/未来へ」)

イヨネスコ劇場(=モルドバ共和国)の上演は、その作品、劇団の活動、その姿勢において、これからの「かなざわ演劇祭」の方向性を探る契機となりました。

すなわち:世界的な規模で開催されている多くの演劇祭がいまや商業主義の温床となり、莫大な資金の運営をその道の専門家たちがとり仕切る....そこでは地域性や伝統といった独自性が後退し、大がかりで、きらびやかなものが幅を利かす、そんな演劇祭が一流と呼ばれるようです。

このような時代だからこそ、じっくりと、一人一人の舞台創造者がほんとうにかけがえのない作品行為(生きる行為)をなし、まぎれもない舞台作品を創り、ともに交歓することが願われるのではないでしょうか。そこにこそ、まれな独自の価値を持った「演劇祭」が生まれるはずです。(地域在住者が自ら企画、運営する方向付け)

イヨネスコ劇場の俳優たちの多くは、かつては国のエリート演劇人だったわけですが、国の変革の中で野に放たれ、社会の混乱と低い経済生活の中で自分たちの生き方をかけて創造活動を続けています。しかも、多くの困難の中にあってなお、その実力故に、彼らの舞台は大型化する世界演劇シーンの中にあってなお、いま新しい新鮮な評価を受けています。

この招聘公演を、より多くの人たちに見てもらうことで、今後の「かなざわ国際演劇祭」の方向性を探り、新しい実のある「演劇祭」を創り出してゆく契機となるでしょう。

参加作品

《大杉ミュージカルシアター》 狂言ミュージカル「きもだめし!」 大杉中町劇場

《金沢ウインククラブ》しらいみちよ「夢待草」三宝寺 、ドラマ工房

《劇団アンゲルス》「花をくわえた男」アンゲルスカフェ

《劇団新人類人猿》「YAJIRUSI」大野町 蔵

《鏡花劇場》「湯島の境内「Tea again」県内各地

《SEERESS》「Tea again」ドラマ工房

《児童劇団さくらんぼ》「どくがめ」「のらいぬ天国」文教会館

《ドラマ工房身体表現講座》「アベル ワークショップ 」里山の家

《イヨネスコ劇場》「ゴドーを待ちながら」ドラマ工房

《イヨネスコ劇場》「瀕死の王様」ドラマ工房

《企画=Esqui:nouver・劇団新人類人猿・劇団アンゲルス》「添い寝アルバイターの眠り・他」

《演劇アンサンブルかなざわ》「北陸幻夢 =異界の恋人たち=」

《サクラ=ダンスプロジェクト》「〜無限の空間を行く〜」 ドラマ工房

《劇団110SHOW》+《劇団KAZARI@DRIVE》「クリスマスキャロル」クレイン

《演劇集団Rough》「コンクリートフーガ」オアシスホール

《らくだ☆カゲキ団》「 サイケデリック/B・P・C」金沢大学ホール

《劇団アンゲルス》「銀河鉄道の夜」アンゲルスカフェ、大野もろみ蔵、ドラマ工房

《BOSE STYLE MKAI》「忠臣六花撰」ドラマ工房

《劇団解体社》 「バイバイ/未開へ」ドラマ工房

《劇団解体社》「清水信臣(演出家)ワークショップ」 ドラマ工房

《深海シガレットムーン》「La Vie en・・・」ドラマ工房

《週末くらぶ》 「トミ−が三歳になった日」ドラマ工房

シンポジュウムNo.1『欧州演劇事情と演劇祭』

☆シンポジュウムNo.2『演劇祭の課題と今後の展望』